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IAR Embedded Workbench for Arm 9.70.x

デバッガの概念

このセクションの内容:

このページでは、デバッグの一般的な概念と用語、特に C-SPY に関連する内容について説明します。このページには、C-SPY の機能に関する具体的な情報を含んでいません。代わりに、これらの情報はこのドキュメントの他のにあります。IAR のユーザドキュメントでは、これらの概念を説明するときに、このページで説明されている用語を使用します。

デバッガ

C-SPY のようなデバッガは、ターゲットシステム上でアプリケーションをデバッグするためのプログラムです。

ターゲットシステム

ターゲットシステムの定義は、アプリケーションをデバッグするときに、それを実行するシステムです。ターゲットシステムは、評価ボードか独自に設計したハードウェアから構成されます。また、その全体または一部をソフトウェアでシミュレーションすることもできます。ターゲットシステムは、その種類ごとに専用の C-SPY ドライバを必要とします。

アプリケーション

ユーザアプリケーションの定義は、ユーザが開発し、C-SPY を使用してデバッグを行うソフトウェアです。

C-SPY デバッガシステム

C-SPY は、デバッガの基本機能セットを提供する部分とターゲット固有のバックエンドで構成されています。バックエンドは、各マイクロコントローラに 1 つずつあってマイクロコントローラのプロパティを定義するプロセッサモジュールと、C-SPY ドライバの 1 つから構成されています。C-SPY ドライバは、ターゲットシステムとの通信およびターゲットシステムの管理を提供します。また、特殊ブレークポイントなど、ターゲットシステムが提供する機能へのユーザインタフェースとして、メニュー、ウィンドウ、ダイアログボックスを提供します。

C-SPY ドライバには通常、大きく分けて以下の 3 つの種類があります。

  • シミュレータドライバ

  • ROMモニタドライバ

  • エミュレータドライバ

C-SPY にはシミュレータドライバのほか、製品パッケージによっては、ハードウェアデバッガシステム用のオプションのドライバもインストールされます。

C-SPY ドライバおよび各ドライバの機能については、C-SPYドライバの概要を参照してください。

ROM モニタプログラム

ROM モニタプログラムの定義は、ターゲットハードウェアの不揮発性メモリにロードされるファームウェアで、アプリケーションと並行して動作します。ROMモニタは、デバッガと通信して、ステップ実行やブレークポイントなど、アプリケーションのデバッグに必要なサービスを提供します。

サードパーティ製デバッガ

サードパーティデバッガをIARツールチェーンと併用できます、ただしサードパーティデバッガがELF/DWARF、Intel-extended、またはMotorola。サードパーティ製デバッガで使用するフォーマットについては、そのデバッガに付属のユーザドキュメントを参照してください。

C-SPY プラグインモジュール

C-SPY は、プラグインモジュールとしてデバッガの追加機能を実装するときに使用できる、オープン SDK で構築したモジュール化構造アーキテクチャとして設計されています。これらのモジュールは、IDE にシームレスに統合できます。

IAR かサードパーティ製のプラグインモジュールを使用できます。このようなモジュールの例を以下に示します。

  • 特定のデバッグシステムを使用するための様々なC-SPYドライバ。

  • IAR Visual StateとIAR Embedded Workbench間のインターフェースとして機能するC-SPYLink。これは、標準Cレベルシンボリックデバッグのほか、真の意味での高水準ステートマシンデバッグをC-SPYで直接可能にします。詳しくは、IAR Visual Stateで提供されるマニュアルを参照してください。

C-SPY SDK の詳細については、IAR までお問い合わせください。