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IAR Embedded Workbench for Arm 9.70.x

C-SPYをバッチモードで使用

このセクションの内容:

コマンドラインユーティリティの cspybat を使用すると、C-SPY をバッチモードで実行できます。このユーティリティは、common\bin ディレクトリにインストールされています。

cspybat の起動

  1. cspybatを起動するには、まずバッチファイルを作成する必要があります。その簡単な方法は、IDEでC-SPYを起動する際にC-SPYが自動的に生成するバッチファイルのいずれかを使用することです。

    C-SPY が初期化されるたびに、projectname.buildconfiguration.cspy.bat というバッチファイルが生成されます。また、あと 2 つのファイルが生成されます。

    • project.buildconfiguration.general.xclには、cspybatに固有のオプションが含まれます。

    • project.buildconfiguration.driver.xclには、使用するC-SPYドライバに固有のオプションが含まれます。

    このファイルは、$PROJ_DIR$\settingsディレクトリに保存されています。これらのファイルには IDE と同じ設定が含まれており、使用可能なオプションについてのヒントになります。

  2. cspybatを起動するには、次のコマンドラインを使用できます。

    project.cspybat.bat [debugfile]

    debugfile は任意である点に注意してください。project.buildconfiguration.general.xclファイルで使用されているものとは異なるデバッグファイルを使用する場合に、それを指定することができます。

出力

cspybatの実行時、以下のタイプの出力を生成できます。

  • cspybatからのターミナル出力

    このターミナル出力はすべてstderrに転送されます。コマンドラインから引数なしでcspybatを実行する場合、cspybatのバージョン番号と利用可能なすべてのオプション(簡単な説明を含む)がstdoutに転送され、画面に表示されます。

  • デバッグ対象アプリケーションからのターミナル出力

    こうしたすべてのターミナル出力先は、stdoutになります。ただし、‑‑pluginオプションを使用していることが条件です。‑‑pluginを参照してください。

  • エラーリターンコード

    cspybat は、バッチファイル内で評価可能なステータス情報をホストオペレーティングシステムに返します。成功の場合は値int 0が、失敗の場合は値int 1がそれぞれ返されます。

呼び出し構文

cspybat の呼び出し構文は以下のとおりです。

cspybat processor_DLL driver_DLL debug_file
        [cspybat_options] ‑‑backend driver_options

注記

ファイル名が要求される場合には、ファイル名のフルパスを指定することが推奨されます。DLL ファイルの場合、必須です。

パラメータ

パラメータを以下に示します。

パラメータ

説明

processor_DLL

プロセッサ固有DLLファイルへのパスは、arm\bin で利用できます。

driver_DLL

C-SPYドライバDLLファイルへのパスは、arm\binで利用できます。

debug_file

デバッグ対象のオブジェクトファイルです(ファイル名拡張子 out)。‑‑debug_fileを参照してください。

cspybat_options

cspybat に渡すコマンドラインオプションです。これらのオプションは省略可能です。それぞれのオプションについては、C-SPYコマンドラインオプションについてのリファレンス情報を参照してください。

‑‑backend

C-SPY ドライバに送信するパラメータの開始を示します。後に続くすべてのオプションがドライバに渡されます。このオプションは必須です。

driver_options

C-SPY ドライバに渡すコマンドラインオプションです。これらのオプションには、必須のものと省略可能なものがあります。それぞれのオプションについては、C-SPYコマンドラインオプションについてのリファレンス情報を参照してください。

表64 cspybat のパラメータ