IAR ELFオブジェクトツール — iobjmanip
IAR ELFオブジェクトツール、iobjmanipを使用して、ELFオブジェクトファイルの低レベルの操作を実行します。
呼び出し構文
IAR ELFオブジェクトツール呼び出し構文は以下のとおりです。
iobjmanipoptionsinputfileoutputfile
パラメータ
パラメータを以下に示します。
パラメータ | 説明 |
|---|---|
| 実行する動作を定義するコマンドラインオプションです。これらのオプションは、コマンドラインの任意の場所に配置できます。オプションのどれか1つを指定する必要があります。 |
| 再配置可能なELFオブジェクトファイル |
| 要求されたすべての操作が適用された、再配置可能なELFオブジェクトファイル。 |
ファイル名またはディレクトリをパラメータとして指定する場合の規則を参照してください。
例
この例では、input.o 内のセクション.exampleが.example2にリネームされ、結果はoutput.oに保存されます。
iobjmanip ‑‑rename_section .example=.example2 input.o output.o
iobjmanipオプションの概要
以下の表に、iobjmanipオプションの概要を示します。
コマンドラインオプション | 説明 |
|---|---|
コマンドラインを拡張します。 | |
オプションで依存関係を指定して、コマンドラインを拡張します。 | |
UTF-8出力ファイルのバイト オーダーマークを省略します。 | |
ファイルシンボルからパス情報を削除します。 | |
1つまたは複数のセクションを削除します。 | |
セクションをリネームします。 | |
シンボルをリネームします。 | |
デバッグ情報を削除します。 | |
テキスト出力ファイルのエンコードを指定します。 | |
オブジェクトファイルのグローバルシンボルのタイプも更新します。 | |
テキスト入力ファイルにUTF-8エンコードを使用します。 | |
ツールの出力をコンソールに送信し、終了します。 |
詳細については、ユーティリティオプションの説明を参照してください。
診断メッセージ
このページでは、iobjmanipで生成されたメッセージについて説明します。
Lm001: No operation given
コマンドラインパラメータで、実行する処理が指定されていません。
Lm002: Expected nr parameters but got nr
パラメータが少なすぎるか、または多すぎます。iobjmanipおよび使用されたコマンドラインオプションの呼び出し構文をチェックしてください。
Lm003: Invalid section/symbol renaming pattern pattern
パターンに有効なリネーム処理が定義されていません。
Lm004: Could not open file filename
iobjmanipが入力ファイルを開くことができませんでした。
Lm005: ELF format error msg
入力ファイルは有効なELFオブジェクトファイルではありません。
Lm006: Unsupported section type nr
オブジェクトファイルに、iobjmanipで処理できないセクションが含まれています。出力ファイルの生成時に、このセクションは無視されます。
Lm007: Unknown section type nr
iobjmanipで、認識されないセクションが検出されました。iobjmanipは、内容をそのままコピーします。
Lm008: Symbol symbol has unsupported format
iobjmanipで、処理できないシンボルが検出されました。iobjmanipは、出力ファイルの生成時にこのシンボルを無視します。
Lm009: Group type nr not supported
iobjmanipでは、グループタイプGRP_COMDATのみがサポートされています。他のグループタイプが検出された場合、結果は未定義になります。
Lm010: Unsupported ELF feature in file: msg
入力ファイルが、iobjmanipでサポートしていない機能を使用しています。
Lm011: Unsupported ELF file type
入力ファイルは再配置可能なオブジェクトファイルではありません。
Lm012: Ambiguous rename for section/symbol name (alt1 and alt2)
セクションまたはシンボルのリネーム中に、曖昧な点が見つかりました。代替手段のいずれかが使用されます。
Lm013: Section name removed due to transitive dependency on name
明示的に削除されたセクションに依存していたため、セクションが削除されました。
Lm014: File has no section with index nr
‑‑remove_section または ‑‑rename_sectionへのパラメータとして使用されるセクションインデックスが、入力ファイルのセクションを参照していませんでした。
Ms003: could not open file filename for writing
iobjmanipが、書込み用の入力ファイルを開くことができませんでした。ライト禁止になっていないか確認してください。
Ms004: problem writing to file filename
ファイルfilenameへの書込み中にエラーが発生しました。ボリュームがいっぱいであることが原因と考えられます。
Ms005: problem closing file filename
ファイルfilenameを閉じているときにエラーが発生しました。